みなさん、こんにちは!
くらすむーぶ住環境アドバイザーの、みやたかみちよです。
高齢者の方とそのご家族の「これからの暮らし方」を考える、お片付けのプロです。
今回のご依頼は、地元の地域包括支援センターからのSOSでした。
「介護保険を受けられない年齢(65歳以下)だが、自立した生活を送れない男性の部屋に、ベッドが設置出来るように片付けて欲しい」
経験のない方は「???」といった感じだと思いますが・・私にはピンと来ました。
部屋にお伺いすると、やはり、玄関から奥のベランダまで、足の踏み場のない状態。
そんな状態で暮らしていたせいか栄養失調で入院することになり、退院後はベッドが必要な生活になるので、ベッドが設置出来るスペースを確保しなければならない状況でした。

退院後も、本当は介護が必要な状況ではありますが、特定疾病ではないので自分で生活しなければならず、「ベッドが必要」と言いつつベッドがないので介護保険で介護ベッドをレンタルすることも出来ません。
こういった「介護のすきま」とも言える状況の方々によく出会います。
今回の男性の場合、地域包括支援センターや病院の地域医療連携室の方々の「思いやり」に頼らざるを得ず、それでも解決出来ない問題(部屋の片付け)についてはご本人のご負担で弊社がお伺いする形になりました。
※ベッドとお布団は、弊社のストック品を使っていただくことにしました
このように、見た目では問題解決したように思えますが、本質的に解決している訳ではありません。
やはり、シニア世代の内から将来を見据えた「健康寿命をのばすお片付け」がなぜ必要なのか、しっかりお伝えしていきたいと改めて思いました。
ご利用ありがとうございました。
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