みなさん、こんにちは!
くらすむーぶ住環境アドバイザーの、みやたかみちよです。
高齢者の方とそのご家族の「これからの暮らし方」を考える、お片付けのプロです。
今年に入って最初の新たな学び・・
防災備蓄収納2級プランナー講座を受講しました!

今回受講のきっかけは・・
片付けのお手伝いをさせていただく際、まず最初に住宅内の危険度をチェックします。
その時気付いたのが、高齢者のお宅で「万一の備え」をされているお宅が殆どありません。
「非常持出袋」など非常用のグッズを購入されている方は多くおられますが、それも「どこにしまったか分からない」「物が多くて埋もれている」状態が殆どです💦
それに、片付けの際には「不要な物」を処分する事が多く、住環境改善の為にはまだまだ使える物でもやむなく処分する事もあります。
そんな時に、ただ処分するのではなく、いざという時の為に使えないだろうか・・と考えあぐねた事がきっかけでした。
受講の結果・・
・向こう30年の間に必ず来ると言われている「南海トラフ地震」への備えは絶対に必要
・今の暮らしやこれからの暮らしには不要でも、防災備蓄に転用できる物はたくさんある!
という事が分かりました。
<南海トラフ地震>
静岡県から宮崎県にかけて震度7となる可能性があるほか、それに隣接する周辺の広い地域では震度6強から6弱の強い揺れになると想定されています。
また、関東地方から九州地方にかけての太平洋沿岸の広い地域に10mを超える大津波の襲来が想定されています。
概ね100~150年間隔で繰り返し発生しており、前回の南海トラフ地震(昭和東南海地震(1944年)及び昭和南海地震(1946年))が発生してから70年以上が経過した現在では、次の南海トラフ地震発生の切迫性が高まってきています
今回の受講を経て、これまでなんとなく「備え」の必要性を感じていたことが、具体的になぜ個人での備えが必要なのか、身が引き締まる内容でした。
これまで、日本で自然災害が起きた時、多くの人が助けを「消防」「警察」「行政」に、いわゆる「公助」に求めてきました。
<防災における3助:自助・共助・公助>
自助(個人):自分で自分の家族を守ること
共助(近隣):地域の住民同士が助合うこと
公助(行政):行政機関や消防・警察が行う公的支援のこと
避難する必要がない人でも、各自の備えが万全でないが為に避難所に避難者が殺到し、水や食料、物資の不足する光景を度々見てきました。
被災地では、行政や公的機関の職員の方々も同様に「被災者」なのです。
そういったことを踏まえて、もちろん、命を守る行動をとることが最優先ですが、その後、自宅が倒壊や浸水の恐れがない状況であれば、各自が「在宅避難」で「自助」を基本とした心構えしておくことが大変重要だと思いました。
今後は、これが高齢者のご家庭になるとどういったことが必要になるのか、改めて考えていきたいと思います。
☆株式会社くらすむーぶ☆